環境こだわり米について
化学合成農薬および化学肥料の使用量を慣行の5割以下に削減するとともに、濁水の流出防止など、琵琶湖をはじめとする環境への負荷を削減する技術で生産された農産物を県が「環境こだわり農産物」として認証する制度です。
栽培責任者 | 農事組合法人 楽農ファーム吉田 |
新八農場 |
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住 所 | 滋賀県犬上郡豊郷町大字吉田1946 | 滋賀県犬上郡豊郷町吉田33 |
電話番号 | 0749-35-2993 | 0749-35-3065 |
確認責任者 | 農事組合法人楽農ファーム吉田 | 新八農場 渡辺 厚之 |
だから、近江米は安心・安全なんです
母なる琵琶湖をもつ近江米の高い品質基準
滋賀県で獲れたお米を総称して「近江米」と呼びます。
滋賀県では近畿1400万人の水源となっている琵琶湖を守るため、農薬や化学肥料の使用、濁水の排水や漏水が厳しく制限・管理され、環境への負担を減らすために『環境こだわり農業推進条例』を制定し、全国でも類を見ない環境に配慮した農業に取り組んでいます。徹底的に監視・管理されたお米のみが環境こだわり米として認定を受け、販売することが可能となります。
8つの実践
- 01土づくりの励行
- 土づくりは、環境と調和のとれた農業生産活動の基盤となる技術である。また、土づくりにおける堆肥等の有機物の利用は、循環型社会の形成に資する観点からも重要である。このため、堆肥等の有機物の施用などによる土づくりを励行する。
- 02水田からの農業濁水の流出防止(水稲栽培のみ)
- あぜ塗り、けい畔シートの利用、けい畔の補修等による漏水防止、浅水代かきの実施、田植え前の強制落水を行わないことなどにより、水田からの農業濁水の流出防止に努める。
- 03適切で効果的・効率的な施肥
- 施肥は、作物に栄養を補給するために不可欠であるが、過剰に施用された肥料成分は環境に影響を及ぼす。このため、都道府県の施肥基準や土壌診断結果等に則して肥料成分の施用量、施用方法を適切にし、効果的・効率的な施肥を行う。
- 04効果的・効率的で適正な防除
- 病害虫・雑草が発生しにくい栽培環境づくりに努めるとともに、発生予察情報等を活用し、被害が生じると判断される場合に、必要に応じて農薬や他の防除手段を適切に組み合わせて、効果的・効率的な防除を励行する。また、農薬の使用、保管は関係法令に基づき適正に行う。
- 05廃棄物の適正な処理・利用
- 循環型社会の形成に資するため、作物の生産に伴って発生する使用済みプラスチック等の廃棄物の処理は関係法令に基づき適正に行う。また、作物残さ等の有機物についても利用や適正な処理に努める。
- 06エネルギーの節減
- 温室効果ガスである二酸化炭素の排出抑制や資源の有効利用等に資するため、ハウスの加温、穀類の乾燥など施設・機械等の使用や導入に際して、不必要・非効率的なエネルギー消費がないよう努める。
- 07新たな知見・情報の収集
- 環境との調和を図るため、作物の生産に伴う環境影響などに関する新たな知見と適切な対処に必要な情報の収集に努める。
- 08生産情報の保存
- 生産活動の内容が確認できるよう、肥料・農薬の使用状況等の記録を保存する。